2022年4月23日の事件より行方不明だった知床遊覧船が、6日ぶりに水中カメラで特定されたという
ニュースがありました。発見されたのは、消息を断つ前に救助要請があったカシュニの滝沖です。

カシュニの滝は、数ある知床観光スポットの中のクルーズスポットとして有名なポイントとのこと、
今回はどのような滝なのか?を調べてみたいと思います。
カシュニの滝
カシュニの滝までは、陸路はなく遊覧船で見るのが一般的となっているようです。
カシュニの滝は、知床岳から流れ出るチャラセナイ川の河口にある滝です。
約30mの高さから直接海に流れ落ちる滝の姿は美しいとのことです
遊覧船乗車でチャラセナイの滝からおよそ5分?で見えてくるとのこと。
「カシュニ」はアイヌ語で「狩り小屋のあるところ」という意味のようです。
穏やかなカシュニの滝
。

陸路では行けず、遊覧でしか見ることが出来ない景色というだけあって神秘的な観光スポットだと思います。
しかし、風が吹くと豹変する滝の景観が以下に・・・・
横風に豹変するカシュニの滝

これは道新の電子版からの画像ですが、オホーツク海は穏やかなのに、ルシャ湾に入ってくると知床半島からの
横風が吹いてきて、カシュニの滝の落下する姿が上記の写真とは別物のように巻き上げたようになっています。
どうやら風の通り道のようです。
もし、この付近まで船を近づけたとすれば・・・・??
横風に煽られる危険も十分に考えられたのではないでしょうか
周辺海域の様子をよく知る斜里町の漁師(66)はこの日、船を出さなかったものの、3~4メートルの波があったとみる。「4メートルの波があると、小さな遊覧船はへさきを立ててその場で維持するのが精いっぱい。横波を受ければ転覆しやすい」と話し、悪条件下だった可能性を指摘する。周辺海域は海面に出ていない岩礁が多く、漁船でも浅瀬に乗り上げることがあるという。 気象庁は網走・北見・紋別地方に強風注意報と波浪注意報を出している。斜里町のウトロ漁業協同組合によると、漁に出た船は午前のうちに港に戻ったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/57bfd22309abc06b6dd63d0861244f1814744a31
4月23日は網走・北見・紋別地方に強風注意報と波浪注意報がでていたようです。
他のニュースによりますと、船長は天気予報を把握していないような返答があったとのことですが・・・・
真相は如何に?

波が岸壁に打ち付けられて、白波がたっているのがわかります。
事故当日も、このような状況だったかもしれません。
ベテラン観光船員の意見
周辺海域の様子をよく知る斜里町の漁師(66)はこの日、船を出さなかったものの、3~4メートルの波があったとみる。「4メートルの波があると、小さな遊覧船はへさきを立ててその場で維持するのが精いっぱい。横波を受ければ転覆しやすい」と話し、悪条件下だった可能性を指摘する。周辺海域は海面に出ていない岩礁が多く、漁船でも浅瀬に乗り上げることがあるという。 気象庁は網走・北見・紋別地方に強風注意報と波浪注意報を出している。斜里町のウトロ漁業協同組合によると、漁に出た船は午前のうちに港に戻ったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/57bfd22309abc06b6dd63d0861244f1814744a31
やはり天候や危険予測を怠ったことが原因なのでしょう。
そこには、利益追求の会社のあり方が浮き彫りになりつつあります。
しかし失われた犠牲者の命は戻ってはきません。
悲しい事故が、これ以上起きないことを祈るばかりです。
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