LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官が3日夜、記者団の取材に差別的発言をしたことについて話題になっています。
荒井勝喜氏はどのような学歴や経歴を持つ官僚なのか、調べてみたいと思います。
荒井勝喜首相秘書官のプロフィール
名前 荒井 勝喜(あらい まさよし)
生年月日 1967年7月17日
出身 神奈川県
職業 日本の通商・経産官僚
- 東芝株主への圧力疑惑で「K2審議官」として名指しされた。
- 菅義偉の信任が厚い。
- 高校卒業後一度は横浜市役所に勤務した経歴から異色の官僚と呼ばれる。
- 岸田文雄とは2008年消費者庁の設置に向けた担当大臣を務めた際、準備室の企画官を務めて以来の縁で、総理秘書官として岸田文雄首相のスピーチライターも務める
NHKによると岸田文雄とは2008年消費者庁の設置に向けた担当大臣を務めた際、準備室の企画官を務めて以来の縁で、総理秘書官として岸田文雄首相のスピーチライターも務める
荒井勝喜首相秘書官の学歴
続いて、荒井氏の学歴について纏めます。
高校
偏差値が60以上とされている難関校・横浜市立南高等学校を卒業しています。
学生時代はラーメン店でアルバイトをしていたようです。
高校卒業後は、横浜市役所に就職。
大学
一旦は就職した荒井氏ですが、職場の上司の勧めで大学へ進学。
大学は早稲田大学政治経済学部を卒業。大学は奨学金を得ての進学だったようです。
ちなみに、早稲田大学政治経済学部の偏差値は67.5-70とされています。
海外へ留学
大学卒業後の1991年通商産業省に入省しますが、3年後にはペンシルバニア大学ウォートン・ビジネススクールに留学されています。
当然といえば当然かもしれませんが、英語も堪能であることが伺えますね。
荒井勝喜の略歴
- 横浜市役所に就職
- 国家公務員Ⅰ種試験(行政)合格
- 1991年4月 通商産業省採用
- 1994年、ペンシルバニア大学ウォートン・ビジネススクール留学。
- 1996年 通商産業省大臣官房広報課企画班長
- 1997年 通商産業省通商政策局経済協力部技術協力課総括班長
- 1999年 資源エネルギー庁石油部開発課長補佐
- 2001年 公正取引委員会事務総局経済取引局調整課長補佐
- 2003年 経済産業省経済産業政策局産業人材政策室長補佐
- 2003年 経済産業省通商政策局経済連携交渉推進室長補佐
- 2005年 経済産業省経済産業政策局産業組織課長補佐
- 2006年 経済産業省製造産業局参事官補佐
- 2007年 経済産業省大臣官房会計課長補佐
- 2008年 内閣官房消費者行政一元化準備室企画官
- 2008年 経済産業省経済産業政策局政策企画官
- 2009年 独立行政法人日本貿易振興機構ニューヨーク・センター産業調査員
- 2012年 経済産業省商務情報政策局情報通信機器課長
- 2014年 経済産業省大臣官房参事官兼政策審議室長
- 2015年 経済産業省商務情報政策局情報政策課長
- 2016年 経済産業省大臣官房総務課長
- 2019年 経済産業省大臣官房政策立案総括審議官
- 2020年 経済産業省大臣官房総括審議官(併)経済産業省大臣官房公文書監理官
- 2021年 経済産業省商務情報政策局長
- 2021年10月 内閣総理大臣秘書官
数年おきに出世していて、上昇志向が半端ないですね。
荒井勝喜氏の経歴すごいなあ…叩き上げを地で行っていて、相当な努力家なんだろうと思う
高卒で市役所に入り、上司の勧めで奨学金で経産省入省。ウォ-トンでMBA取得して首相秘書官にまで上り詰める。たたき上げの怪物。。。
意外にも叩き上げルートの官僚か。この手のタイプは努力家の強烈な自負があるから、男子校東大卒エリートとは別方向で庶民に厳しくなりがちなのかね。
叩き上げの官僚、高卒でエリート官僚にまで昇進するのにどれだけ苦労したのでしょう。
それを察するコメントが多かったです。
荒井勝喜は長髪で茶髪の過去も!
朝日新聞の報道によると
東大卒が多い霞が関のキャリア官僚の中では異色の経歴だ。横浜市の公立高校を卒業後いったん大手自動車会社の工場で働くつもりでいたが、その後、早大に進学。1991年に旧通商産業省(経済産業省)に入省した。一時は長髪を茶色に染めていたこともあった。
https://www.asahi.com/articles/ASR245FLDR24TLZU001.html
荒井勝喜の昔の長髪、茶髪時代の画像やエピソードをさがしていますが、そのころの情報がネットには詳しく出ていませんでした。
高校ではラーメン屋でバイトをしていたり、自動車整備工場で働くつもりだったということです。
ですので長髪・茶髪にしていたのは高校生の頃ではないか?と考えられます。
それが普通の感覚を大事にしているはじまりなのかもしれませんね。
荒井勝喜の年収は1300万超?
ファイナンシャルフィールドの推定によると下記のような推測となっています。
秘書官の俸給月額
秘書官の俸給月額は図表1のように12段階あります。
【図表1】
俸給月額 | 俸給月額 | ||
---|---|---|---|
1号俸 | 26万4700円 | 7号俸 | 43万6000円 |
2号俸 | 27万3300円 | 8号俸 | 46万3400円 |
3号俸 | 29万5200円 | 9号俸 | 49万3900円 |
4号俸 | 32万6400円 | 10号俸 | 52万5500円 |
5号俸 | 36万2200円 | 11号俸 | 55万5500円 |
6号俸 | 40万700円 | 12号俸 | 58万6200円 |
※出典:e-Gov法令検索 「特別職の職員の給与に関する法律」
もし図表1の金額が、直前の役職の俸給月額を下回ってしまう場合には、特別職の職員の給与に関する法律の附則によると、89万6000円を超えない範囲の金額まで可能です。指定職俸給第4号が89万5000円のため、直前の役職として警視庁副総監や外務省欧州局長、防衛省整備計画局長などの役職に就いていた場合でも、俸給額を超えないため秘書官に就任することは可能だといえるでしょう。
指定職俸給とは、審議官や局次長級から、各省事務次官級までの役職を務める人の俸給です。
内閣総理大臣秘書官の年収の一例
内閣総理大臣秘書官の年収を算出するにあたって、特別職第12号俸で計算し、また地域手当、期末手当に絞って図表2に示してみます。
【図表2】
月額 | 年額 | |
---|---|---|
特別職第12号俸 | 58万6200円 | 703万4400円 |
地域手当 ※1 | 11万7240円 | 140万6880円 |
期末手当 ※2 | 252万660円 (半年に1回分として計算) | 504万1320円 (年に2回分として計算) |
※1 地域手当はその地域の物価に応じた手当のことで、東京の場合俸給月額の20%分が支給されます。
https://financial-field.com/income/entry-140363
※2 期末手当はいわゆるボーナスのことで、秘書官の場合俸給月額の4.3ヶ月分が支給されます。
内閣総理大臣秘書官の年収の一例として計算すると、1348万2600円になります。
やはり大企業の上層幹部くらいの年収になっていますね。
努力して上り詰めた賜物といってもいいでしょう。
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まとめ
経歴をみると、ペンシルバニア大への留学経験もあるし、2009年からNYに3年赴任しているようです。
叩き上げを地で行っていて、相当な努力家なんだろうと思います。
表現の自由が認められている世の中ですが立場をわきまえずに、公にしてはいけないことって明確にあるんですね。
今回の更迭は前年でなりません。
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